世界最高のLCCとは。

さて、LCC(格安航空会社)が日本でも身近になりつつある今、世界には100を超すLCCがあります。 そういった中、イギリスのスカイトラックス社が発表しているBest Low-Cost Airlinesにはエアアジアが4年連続で選ばれています。 エアアジ...


さて、LCC(格安航空会社)が日本でも身近になりつつある今、世界には100を超すLCCがあります。
そういった中、イギリスのスカイトラックス社が発表しているBest Low-Cost Airlinesにはエアアジアが4年連続で選ばれています。



エアアジアもここぞとばかりに宣伝しています。




個人的にエアアジアは世界一のLCCとは思いません。もちろん何をもって世界一と決めるのかという話になりますが、スカイトラックス社の評価方法は英語によるアンケート方法が一般的です。それ故、英語圏の乗客による評価が圧倒的多数です。

そもそもLCCは、様々なスタイルがありFSA以上に差別化が簡単です。
例えば
・圧倒的低料金を売りにするライアンエアー
・低料金ながら、利便性も考慮するイージージェットやブエリング
・料金はそれほど安くないが、ほどよいサービスも行うエアベルリン
と、例を上げればきりがありません。
そう考えるとスカイトラックス社の定める世界一のLCCとは、サービスが単純に良いのか、料金に見合っているのか、乗客がどのような考え方でアンケートを書いたかわかりません。

ためしにライアンエアーのレビューを読んでみましょう。
http://www.airlinequality.com/Forum/ryan.htm
当たり前ですが、英語のみの表記です。ちなみにライアンエアーはスカイトラックス社が2つ星エアラインと認定しています。料金だけなら5つ星かもしれませんが、サービスだけなら1つ星でしょうか。

日本を代表するANAのレビューはこちらです。
http://www.airlinequality.com/Forum/ana.htm
英語圏のレビューが圧倒的多数なのがわかります。日本人のお客様が利用客の大半なのに対し、日本人のレビューは非常に少数です。


さて、先日ロンドンでWorld Low Cost Airlines Congress(世界格安航空会社会議?)というのがありました。参加したLCCは世界をまさに代表するLCCです。

アジアからは春秋航空や、間もなく日本就航が発表予定のスクート。もちろんライアンエアーやイージージェット、サウスウエスト航空、エアアラビア等も参加しました。なぜかエアアジアは参加していなかったようですが、非常に良い会議であったと報告がありました。

会議では授賞式が行われ、Best Airline of the Year他8部門中4部門をスペインのLCC、Vueling(ブエリング)が受賞しました。

・Best Airline of the Year
・Best Business Traveler Offering
・Best Sales and Distribution Strategy
・Best Customer Loyalty Scheme


LCC自身が選ぶとう言う点で、話題性はなくとも非常に価値のある賞だと思います。

弊社でもブエリングをお客様にご案内することがよくありますが、多くのお客様にご好評いただいております。

こういった会議はニュースに取り上げられませんが、来年は10周年ということで最大規模のWorld Low Cost Airlines Congressが予定されています。是非弊社のblogでのご紹介させて頂きますのでお楽しみに!



さて、みなさんの選ぶ世界最高のLCCはどこの会社ですか?

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