Air BerlinはLCC!?
ドイツのフラッグキャリア、Lufthansaに続きドイツ第2の航空会社が エア・ベルリン です。 元々は冷戦期にアメリカから西ドイツへ向かうため1978年に設立された航空会社。 以前はマイアミに本社を構える Air Berlin USA という航空会社でした。 ...
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ドイツのフラッグキャリア、Lufthansaに続きドイツ第2の航空会社がエア・ベルリンです。
元々は冷戦期にアメリカから西ドイツへ向かうため1978年に設立された航空会社。
以前はマイアミに本社を構えるAir Berlin USAという航空会社でした。
1985年にその名の通りベルリンに本社を移した後、ベルリンの壁崩壊を経て、10年ほど前から一気に成長。
現在では、ヨーロッパを代表する航空会社の一つになりました。
そんなエア・ベルリンはLCC or FSAどちらなのでしょう?
エア・ベルリンをよくご存知の方であれば、格安航空会社(low-cost-carrier:以下LCC)でありながら大手の航空会社(full-service airlines:以下FSA)と同じサービスを提供しているLCCという認識ではないでしょうか。
日本のLCCを特集した雑誌でもよく「大手と変わらないLCC」、「大手航空会社と格安航空会社の中間」などと記載されています。
それは確かに正しく、エア・ベルリンは他のLCCとしては値段が少々高めに設定されており、座席指定制や機内ドリンク、機内食、機内エンターテイメントの無料提供をしています。
そもそも2000年以降、エア・ベルリンはlow-costを武器に顧客を獲得してきました。
しかし、2010年にワンワールドの加盟を表明したと同時に、ライアンエアーやイージージェットといったLCCとは違った、 FSAと見るのがヨーロッパの識者の見方です。
そして、今年の2月18日からは同じワンワールドのJALとコードシェアを開始しています。
(詳しくは⇛JAL、エアベルリンとのコードシェアを開始)
LCCはNo-Frills Airlineとも呼ばれ、FSAとはサービスの差別化をはかり、料金を安くし対抗していますが、エア・ベルリンの料金にはすでにありとあらゆるサービスが含まれています。
今のエア・ベルリンはただ単に、 他のFSAよりも少し安いFSAのうちの一社、という認識が正しいと言えるでしょう。
以上から、「エア・ベルリンはLCCではない!」というのが今現在の見方です。.