ライアンエアーvsブリティッシュエアウェイズ

5月17日のYahoo!UK & IRELAND版に“ Ryanair vs British Airways ”のタイトルでLCCと一般の航空会社を比較した 興味深い記事が出ていました。 その名も・・・ “ Ryanair vs British Airways...


5月17日のYahoo!UK & IRELAND版に“Ryanair vs British Airways”のタイトルでLCCと一般の航空会社を比較した
興味深い記事が出ていました。


その名も・・・
Ryanair vs British Airways: Why budget airlines cost more than standard airlines
YAHOO! FINANCE

なぜ格安航空会社(以下LCCと呼びます)は一般的な航空会社
(以下FSA*と呼びます)よりも高いのか



FSAとはFull Service Airlineの略で、最近ではLCCの対義語として用いられることが多い略語いです。
レガシーキャリアやスタンダードエアラインとも呼ばれますが、読みやすいようにFSAに統一させて頂きます。
LCCのライアンエアーやイージージェットに対して、JALやBritish Airwaysの事を指します


最近の調査によると、ごく一般的なな家族がLCCを利用した場合、FSAよりも高くなってしまうとのことです。
LCCと言えば、一般的な航空会社よりも安い料金で飛行機に乗れることが売りですが、
なぜなのでしょうか。
様々なものを比較しているIdealo.co.ukというサイトによると、ある家族がLCCを利用した場合、一座席あたり29ポンドFSAに比べ費用が掛かってしまうというのです。


「LCCを使った旅行は超ローコストではない!!!」

LCCを利用した旅行は、安いコストで気軽に海外旅行を楽しめる画期的なサービスとして、昨今の日本でも広まって来ました。
しかし。
ヨーロッパ諸国におけるLCCは、ここ数年ホリデーシーズンの過剰なる運賃の値上げ、卑劣な燃油サーチャージと言った追加料金で、以前ほどの魅力的な価格になっていないのが現実です。
一般的に個人でLCCを利用する際は、預け入れ荷物を持参したり、座席を指定する必要はありません。

しかし、家族で旅行をするとなると・・・
違ってきますよね。


実際の料金比較
このリサーチは、ごく一般的な家族を元に計算されています。

・両親   (大人2人)
・子供1人 (2~11歳)
・幼児1人 (2歳未満)      の合計4人という設定です。

・今回比較するのは10の航空会社。
・ロンドンから近距離にある人気の旅行先4カ所(ベルリン・バルセロナ・パルママヨルカ島・アリカンテ)に行くと仮定します。
・出発日は7月13日金曜日。帰りは7月16日月曜日とします。

リサーチした10の航空会社は4つのLCCと6つのFSAです。
LCC:EasyJet / Ryanair / Germanwings / Norwegian
FSA:British Airways / Lufthansa / KLM / Air France / Air Berlin / Swiss

また、リサーチするにあたり、以下の条件を適用します。

・大人2人と子供1人は一人あたり20キロのスーツケース1個を持っていきます。
・幼児は10キロの荷物1個を持っていきます。
・幼児はベビーカーとチャイルドシートを一つづつ持っていきます。
・家族は隣同士で座ることが条件です。
・航空券の支払いはクレジットカードです。

以上の条件を満たすために、下記の追加料金を踏まえた上で合計金額を算出します。

・預け入れ手荷物料金
・優先搭乗料金
・シートの予約料
・幼児運賃
・クレジットカードの手数料
・旅客一人あたりの手数料

平均コストは以下のとおりです、
尚、LCCは太字で示しています。



この表を見ると、LCCを抑えて最も安いのはLufthansaとなります。
ルフトハンザはドイツ拠点のヨーロッパで最大規模のFSAです。
逆に最も高いのはノルウェジアンで、倍近くの差があります。


ではなぜこのような現象が起きたのでしょうか。


リアルコスト ~見えない手数料とは~

LCCはこれでもか!というほどの低価格をホームページや町中の広告でアピールしています。
しかし、それは「リアルコスト」をまったく反映していない価格です。

Idealo.co.uk では、LCCFSAの差が縮まってしまう最も大きな原因は、預け入れ手荷物だと言っています。
いくら日数が短いからといっても、普通の家族なら何かと荷物が多くなってしまうもの。
旅行先で買い物をするとなると、荷物はさらに増えてしまいます。しかし、それらを削るというのはせっかく楽しみにしていた旅行の気分も削ることになってしまいます。

ご存知の通り、ほぼ全てのFSAは20~23キロといった合理的な重さの預け入れ手荷物を無料にしていますが、LCCにおいては、例え一つの預け入れ手荷物でさえ、追加料金を要求します。
そのため、1人1つの手荷物を預けるだけで、この家族には約18ポンドの追加料金が平均で加算されてしまいます。

さらに、予約している中でサービスを選択し、追加料金を加算していくと、最初に見ていた価格よりもイージージェットは92%、ライアンエアーは166%も値上がりしてしまいました。

その点、ルフトハンザとエールフランスはほとんど価格が変動せず、最初に見た金額と同程度の金額を最終的に払うことになります。



このような実態にも関わらず、LCCは未だヨーロッパにおいて絶大なる支持を得ており、イージージェットにおいては、ここ12ヶ月で約9%も乗客数を伸ばしています。

これは少なからず、「騙されて」いるお客様がいることを示しています。
本当はFSAの方が安いのに、LCC=安いという先入観がそうさせています。
もちろん、LCCがここまで発展したからこそ、FSAもできる限りコストを削減し、LCCと戦えるだけの料金を、私たち消費者に提示してくれるようになりました。

平日、ちょっと気軽に旅行をする程度ならLCCは最高の航空会社でしょう。
でももし、あなたが家族と幸せな旅行を願っているのであれば、FSAも十分価値のある価格を見せてくれます。

どこの航空会社が一番安いのか迷ってしまうのは仕方のないこと。
弊社ではLCCに限らず、FSAの料金も比較し、一番お手頃な料金をお客様に提示させて頂いております。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい!


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