Flybe&ライアンエアー：合同で新LCCを設立!?

イギリスの格安リージョナル航空会社のフライビー(Flybe)とLCC大手のライアンエアー(Ryanair)が、この程共同で、『Flybe Ireland(フライビー アイルランド)』を設立することを決定しました。

今回の計画は、ライアンエアーがエアリングス(Aer Lingus)を買収するのに必要な、欧州委員会の認可を得るための3回目の試みと捉えられており、今回の新航空会社設立に伴い、フライビーはライアンエアーへ100万ユーロ(約1億2千万円)を支払うようです。


今回の計画で、ライアンエアーはフライビー・アイルランドへ43路線を移行し、少なくともエアバスA320を9機、航空機搭乗員、エンジニア、経営管理者及び設備を新ビズネスの運営に異動することを決定しています。

65のヨーロッパ各地の空港へ180路線以上を飛ばしているフライビーは、イギリスから得られる収益に対する依存度を減らしたいと考えていました。フライビーのCEOであるJim氏によると、「２社間で協議された取引条件は、フライビーアイルランドが、自己資本が充実し、豊富な資金を持つ会社であることを証明しているだけではなく、我が社に戦略的目標までも与えるに違いない」と述べています。

しかし、フライビーアイルランドの設立の難しさも、Jim氏は以下のように述べています。
「フライビーアイルランドが航空会社として設立される前に、まだまだ乗り越えなければならないハードルが何百もあります。それらは、欧州委員会がライアンエアーによるエアリングス買収を認可するだけでなく、エアリングスの株主がライアンエアーからの買収の提案を受け入れるかどうかです。」


今まで、2度もエアリングスの買収に失敗しているライアンエアー。
今回は、新エアライン設立することで、3度めの買収に乗り出しましたが、上手くいくのでしょうか。新航空会社設立の具体的な時期はまだ出ていませんが、今後のニュースに注目です！


●今回の記事は"Flybe and Ryanair to create new airline Flybe Ireland" by The Telegraph
を参考にさせて頂きました。